この記事ではグレイザー09Cの性能をレビューします。
寿命については、どのくらい練習することで回転や弾みが落ちていくのかを検証していきたいと思います。
重さ情報
貼り付け前の重さ:85g
貼り付け後の重さ:132g
132-85で47g
グレイザー09Cの特厚の重さはカット後で47gでした。
正直かなり軽くて良いなと感じました。
普段使用している微粘着は当たり前のように50gを超えますし、重い個体の場合55gくらいになる時もあります。
私はラバーは軽ければ軽いほど良いと思っていますので、その点ではグレイザー09Cは高評価です。
使用してみた感想
使用ラケット
アルネイドインナー
比較対象ラバー
- ディグニクス09C
- ハイブリッドK3
- ラザンターC53
このあたりの微粘着ラバーと比較してどうかという観点でレビューしていきたいと思います。
今回はフォアの感想となります。
フォア
軽打
最初に感じたのはディグニクス09Cに近いという感覚です。
軽打だけで言えば、ほぼ違いは分からないでしょう。
ドライブ
対上回転
ディグニクス09Cにかなり近いと感じます。
ディグニクス09Cもそうなのですが、カチッという打球感ではなく少しもっさりしたような印象を受けます。
なので、打球感も弾みもあまり特徴があるようには感じませんでした。
対上回転でいうと、ハイブリッドK3、ラザンターC53の方が私は好みです。
対下回転
一発で決めるようなボールを出すのは難しいですが、ループドライブに関して言えば、低くて精度の高いボールを打つことができます。
これはディグニクス09Cよりもやりやすいと感じました。
ただ、速いボールを打つのはハイブリッドK3、ラザンターC53に軍配があがります。
ツッツキ
弾まない分、やり易いです。
ストップ
ハイブリッドK3よりも弾みが抑えられており、ストップはグレイザー09Cの方がやりやすいです。
フリック
鋭いボールを出すのが難しいです。
人によると思いますが、私はもう少し硬いラバーの方がフリックはしやすいです。
ブロック
やり易いです。
ただ、弾まない分少し油断すると球足の遅いチャンスボールになってしまいますので、少し押してあげるくらいの感覚が良いと思います。
カウンター
やり易いです。
シートが強いので、しっかりと振ることができればイメージ通りのボールが入ると思います。
引き返し
少し物足りないです。
ディグニクス09Cも同様に物足りなさを感じました。
もし、ある程度下がってラリーにしたい人は、ハイブリッドK3やラザンターC53の方が威力のあるボールを出しやすいです。
フォア総評
前評判的にはディグニクス09Cの回転と弾みを弱くしたラバーなのかなという感じでしたが、実際に打ってみると弾みはディグニクス09Cとあまり変わらないように感じました。
ただ、回転はやはりディグニクス09Cの方が最大値が高いと感じました。
個人的にはグレイザー09Cもディグニクス09Cも私にはあまり合わないと感じており、どちらのラバーも同じ特徴があります。
基本的に弾みが独特で、粘着特有のカチッと感がありません。なおかつ、テンション程は弾まないので、高弾性ラバーを打っているような感覚を受けます。
粘着が取れてきたり、インパクトが強い人には良いのかもしれませんが、私にはハイブリッドK3、ラザンターC53の方が打ちやすく感じました。
グレイザー09Cをおすすめするのであれば、今までにバタフライのラバーを使ったことがあり、打球感が好きな人が良いと思います。
例えば、ディグニクス05を使っていて、微粘着を試したいという人はグレイザー09Cから使ってみるのも良いと思います。
ディグニクス09Cとグレイザー09Cで2倍近い値段差がありますが、性能にそこまでの違いは無いと感じましたので、まずはグレイザー09Cを使ってみた方が良いと思います。
もしグレイザー09Cの打球感が好きでないのであればディグニクス09Cの打球感も好きでは無いと思いますので、別なラバーを試した方が金銭的にも良いと思います。
2023/07/08 追記
木材ラケットのバックに使ってみたところ、上記に記載した感想とは大分異なりましたので、記載していきたいと思います。
試したのはアルティウスの5枚合板のバックに貼って打ってみました。あまり期待していなかったのですが、結論から言うとかなり良かったです。
何が良かったのかを説明する前に、私がバックで大切にしていることは、前陣ではしっかりとチョリドラを掛けることができて、後陣からは引き返しができるということです。
グレイザー09Cをアルティウスに貼った場合両方を満たしていたため、今後しばらくはバック面のラバーとして使用していきたいと思います。
1つ注意点としては、粘着が取れた状態が私の理想の性能になるので、買った直後や1回目の練習では弾みが足りない状態となります。72時間は空気に触れさせるか、4時間程度練習して粘着がとれた時の性能は、バックとしては今までで一番好きなラバーかもしれません。
もし一度新品に近い状態で打ってみてあまり好感触ではなかった方は、是非粘着を落としてからもう一度打ってみてください。
寿命の分析について
グレイザー09Cをどのくらい使い続けるのかは分かりませんが、練習で使った時間を記載していきたいと思います。
使用1回目
使用時間:2時間
合計時間:2時間
所感
1回目の使用ということもあり、粘着があまりとれていないように思います。そのせいもあり、弾みが物足りなく感じました。
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