ラバーの厚さ(中・厚・特厚)による弾みと回転とコントロールの違い

卓球の知識

皆さんは卓球ラバーを買うときに厚さを考えて購入しているでしょうか。
卓球のラバーは厚さによって性能がかなり変わるため、今までなんとなく選んでいた人はこの記事を読んで、自分に一番合う厚さを考えてみてください。

ラバーの厚さとは

卓球でラバーの厚さというと、スポンジの厚さのことを言います。
卓球のラバーはゴムでできたシートとスポンジを合わせて4mm以内という決まりがあるため、長年スポンジの厚さは最大でも2.2mmでしたが、最近ではシートを薄くしてスポンジを2.3mmにするメーカーが出てきました。

ラバーの厚さの種類

ラバーの厚さは各メーカーによって呼び方が変わったりしますが、種類としては最大で下記の5種類程でしょう。

  • 極薄 0.9mm~1.1mm
  • 薄 1.2mm~1.4mm
  • 中 1.5mm~1.6mm
  • 厚 1.7mm~1.9mm
  • 特厚 2.0mm~2.3mm

メーカーによっては特厚をMAXといっていたりするため、正確な情報が知りたい場合は、mm(ミリメートル)で考えた方が良いでしょう。
最近では攻撃用として発売されるラバーは厚と特厚しかなかったりするので、選べる厚さもラバーによって変わると覚えておきましょう。

ラバーの厚さによる特徴

弾み

弾みについてはラバーが厚いほどよく飛びます。
薄・極薄はかなり弾まないため、カットマンや癖球を出したい人向けです。

回転

ラバーが厚い方がスポンジにボールがくい込むため回転は掛けやすいですが、回転の最大値は同じです。

コントロール

薄ければ薄い程コントロールが良いという考えの人もいますが、私は厚い方がボールがくい込むためコントロールしやすいと考えています。
恐らく軽打の場合は薄い方がコントロールしやすいですが、強打時はスポンジでくい込む分厚い方がコントロールしやすいということだと思います。

打球感

薄い方がラケットで打っている感が強くなるため、手に響く感じは増えます。
そのため球離れが速い方がやりやすい技術は、薄い方がやりやすくなります。

重さ

当然ですが、厚い方が重くなりますし、薄い方が軽くなります。
1段階厚さが変わると、カット時で2~4g程重さが変わります。

薄いラバーの方がやりやすい技術

カット

弾まない方が回転の変化をつけやすいため、薄いラバーの方がやりやすいです。

スマッシュ

所説ありますが、私は球離れが速い方がやりやすいと感じます。

フリック

スマッシュと同様で、球離れが速い方がやりやすいと感じます。

ストップ

弾まない方がやりやすいため、薄いラバーの方がやりやすいです。

ツッツキ

切ったツッツキをしようとしたときに弾まない方がオーバーせずに収まるため、薄いラバーの方がやりやすいです。

厚いラバーの方がやりやすい技術

ドライブ

スポンジが厚い方がくい込むため、ドライブが打ちやすくなります。

ブロック

スポンジがくい込む分、コントロールしやすくなります。

チキータ

ある程度の弾みとくい込みがある方がやりやすいと感じます。

ラバーの厚さの決め方

カットマン

最初は薄や極薄の方がカットが身に付きやすいと思います。
ただ、攻撃をするようになるとどうしてもスピードが出ないため、そこから少しずつ厚くするのが良いと思います。
最近では特厚でカットする人もたくさんいますが、個人的には中~厚が一番カットマンの良さがでると考えています。

卓球を始めたばかりの人

弾みすぎると扱いが難しいため、中か厚をおすすめします。
より攻撃的なプレーがしたい場合は、最初から厚で良いと思います。

中級者・上級者

少し卓球に慣れてくると、特厚しか買わなくなる傾向にありますが、本当にそれで良いのかを一度考えてみましょう。
ストップはしっかり止まっていますか?
ブロックやツッツキ等の守りの技術でミスをしていませんか?
振り遅れや切り返しの遅れでミスをしていませんか?

このようなミスが多い場合は厚にしてみるのも良いと思います。
卓球はスピードだけではありません。回転やコース、緩急も大切です。

まとめ

ラバーの厚さによる性能の違いと、どういう人がどの厚さを使うべきなのかについてまとめてきました。
能力を最大限引き出せるよう自分に合った厚さを見つけていきましょう。

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