アルネイドインナー(ヤサカ)の性能と相性の良いラバーを徹底レビュー

ラケット

ヤサカさんから発売されているアルネイドインナーのレビューをしていきます。
アウターラケットや木材ラケットと比べてどうか、他のインナーラケットと比べてどうかの感想をまとめていきます。
また、今まで使用した全てのラバーとの相性も書いていきたいと思います。
アルネイドインナーに興味がある方は是非見ていってください。

基本情報

ラケットの種類:インナー特殊素材
重さ:平均85g 私が購入したのは83gで軽量の個体
値段:12,000円

まず注目したいのは重さですね。
私は両面に粘着を貼ることもあるので、できる限り軽いラケットを探していました。
また、ある程度の弾みも欲しいという2つの要望を満たすのがこのラケットでした。
83gならある程度重いラバーを貼っても190g以内で済むことが多いので、許容範囲かなと感じました。

それから値段です。
インナーのカーボンが入っているラケットで他のメーカーのものを見てみると、明らかにこの値段よりも高いです。
ラバーもそうですが、ヤサカさんの商品は明らかに他のメーカーよりも安いものが多く、性能も悪くないです。

では早速レビューをしていきましょう。

アウターラケットや木材ラケットとの比較

まず、アウターラケットと比較すると、ボールを持つ感覚があります。
ただ、その分弾みは減っていますが、私は十分弾むと感じます。
木材ラケットと比較すると、ボールを持つ感覚が多少減りますが、弾みがかなり上がります。
上板が硬い木材ラケットの場合だと、アルネイドインナーの方がボールを持つ感覚がある場合もあります。
例えば、エバンホルツとアルネイドインナーではアルネイドインナーの方がボールを持つと感じました。

他のインナーラケットとの比較

バタフライのインナーフォースALCと比較すると、アルネイドインナーの方が弾みは強く、その分打っている感が少ないような気がします。
そのことから、インナーラケットの中でも弾む部類のラケットであることが分かります。
他のインナーラケットと大きく違うのは、上板にコト材と使っているということです。
多くのインナーラケットは軟らかめのリンバ材を使用するのですが、アルネイドインナーは少し硬めのコト材を使っているため、弾みが1段階上がっています。

このラケットで打ったことのあるラバーとその相性

フォア

ラザンターC53

相性はかなり良いと思います。
打ちやすいですし、硬さも丁度良いです。

ハイブリッドK3

私には飛びすぎて扱うのが難しいと感じました。
チャンスボールを打つ分には良いですが、ループドライブや少しスイートスポットから外れたボールがオーバーミスする傾向にありました。
ラザンターC53ではそのようなことがないのにハイブリッドK3ではそう感じるということは、シートの硬さに違いがあるのだと思います。
スポンジ硬度はほとんど同じですが、シートは明らかにラザンターC53の方が軟らかいため、所謂硬いラバーと言われているラバーでは、ある程度シートが軟らかくないと私は扱えないと感じました。

エボリューションMX-D

相性はかなり良いです。
テンションラバーで言うと、この硬度が一番あっていると思います。
当てて打っても良いですし、擦っても良いボールがいきます。

ゴールデンタンゴ

悪くはないですが、少し扱うのが難しいです。
ハイブリッドK3と同様に、細かい技術に不安があります。

バック

Q5

一番合わなかったです。
擦っても当てても良いボールが出なかったです。
私の打ち方なのか相性なのかは分かりませんが、打球している感覚が少なく、球が走らない印象でした。

ラザンターC48

悪くはないですが、軟らかすぎます。
打球感はすごく良く、ボールを掴む感じがかなりあります。
ただ、軟らかすぎるためか、球が走らないのと上回転を掛け返した時に落ちるのが気になりました。

ディグニクス05

相性は良いと思います。
全ての技術が問題なくできますし、回転も掛けやすいです。
ただ、前に飛ぶ感覚が強いので、ブロックした時に速いボールで返っていきます。
これはこれで良いという人もいると思いますが、私は安定感がある方が好きです。

ディグニクス09C

悪くはないですが、インパクトが必要です。
前で打っている分には最高の相性ですが、下がった時にはある程度のインパクトで打たないといけないため、バックを振れる自信が無いと難しいです。
私には少し硬すぎて、扱い切れませんでした。

エボリューションMX-D

相性は良いと思います。
後ろからでも振れるギリギリの硬さのラバーです。
他の技術もやり易いので好相性なのは間違いないのですが、重さがネックになるため、その辺の調整は必要です。

ラクザX

相性は良いと思います。
エボリューションMX-Dよりも重量が軽く、性能は同等レベルだと感じました。
スポンジ硬度が軟らかくなった分、エボリューションMX-Dよりもボールは軽くなってしまいますが、後ろからの引き返しや下回転打ちがやり易くなっています。

現時点の最高相性ラバー

フォア:ラザンターC53

バック:ラクザX

総合評価

値段と性能を考えると、かなり良いラケットだと感じます。
インナーでありながら、弾みもかなりあり、扱いやすさも悪くないため、弾むインナーラケットを探している人におすすめです。
ラバー相性は人によって感じ方は違うと思いますが、テンション系なら基本合います。
粘着や粘着テンションとなるとシートまでカチカチ系のラバーはかなり上級者向けと言えると思います。

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