皆さんはラージボールに対してどのような印象をお持ちでしょうか?
おじさんやおばさんがやるもの、スピード感が無くてつまらなそう、回転が掛からないから難しそう等色々な印象があると思います。
私は40mmではラリーで点数を取るタイプであったため、ラージボール向いているのではと思い、2022年の秋からやり始めました。
いざやってみると想像と違うことや楽しさが分かってきましたので、ラージボールに興味がある方やこれからやってみようかなと考えている人に向けて知っておいた方が良い情報をまとめていきたいと思います。
実は回転がかなり大事
ラージボールというと表ラバーでバチバチ打つイメージがありますが、実はドライブがとても大事であることに気が付きました。
表ラバーなのにドライブ?と思うかもしれませんが、今のラージボールのラバーは裏ラバーのような打感でドライブも掛けられます。
しっかりとドライブを掛けて返すと、スマッシュで返すのは難しいため、先手を取れる確率が高くなります。
実は皆さんが思っているよりも40mmと同じように打つことができます。
用具選びが大事
ラージボールは表ラバーを使わなければいけないというのは知られていますが、どのラバーを使えばいいのか、またラケットはどうしたら良いのかというのを解説していきたいと思います。
ラケット
Youtuberのわったさんもよく言っているのですが、ラージボールは8割ネットミスということもあるので、弾まなすぎるラケットはやめた方が良いかもしれません。
では、アウターを使えば良いのかというとそういうわけでも無いような気がしています。
今私はインナーファイバー系のラケットを使っていますが、一度硬めのインナーを使ったときに何も入らなくなりました。
理由は簡単で、硬すぎてボールを持つ感覚が全く無くなってしまったためです。
とりあえずは、あまり弾みすぎないインナーか板厚が厚めの弾む木材を使ってみるのがおすすめです。
ラバー
ラージボール用のラバーは基本全て軟らかいのですが、40mmと同様に弾む弾まない・回転が掛かる掛からない等の違いがラバー毎にあります。
初心者であればまずはヨーラから発売されているアレグロがおすすめです。
私は一番最初にアレグロともう一つ違うラバーを買ったのですが、すぐに両面アレグロにしました。そのぐらい打球感や回転の掛けやすさが違います。
ただ、アレグロはどちらかと言うと軟らかいため、慣れてくると少し物足りなさを感じるかもしれません。
私はフォア側に物足りなさを感じたため、今は少し硬めのリンフォートパワーを使用しています。
アレグロ
メーカー:ヨーラ
値段:6,000円
硬度(ドイツ硬度に変換):25度
特徴:
上級者の間で人気のアダジオをベースにさらなるスピード・スピンを求めて開発されたラバーがアレグロです。
メーカーコメント
アレグロの一番の魅力は圧倒的なその反発力ですが、球離れは早過ぎず、一瞬ボールが食い込む感じがあるため、強い回転も掛けやすく、圧倒的なスピード、スピン特性を実現したヨーラのラージボール用ラバーです。
回転弾み共にかなり高く、打ちやすさもかなりのものです。
ラージボールを始めて間もない頃にこのラバーで打った時にあまりに打ちやすくてびっくりしました。
また、かなりボールを掴む感じがあるため擦るドライブもやりやすく弾く系の技術以外はやりづらいところはありません。
40mmで言うところのテナジー05のような感覚です。
ラージボールをやってみたいと思っている方は、まずはこのラバーを試してみてください。
リンフォートパワー
メーカー:TIBHAR
値段:6,200円
硬度(ドイツ硬度に変換):30度
特徴:
ラージボールの全日本チャンピオン池田亘通選手監修のラバー。
メーカーコメント
コントロールを確保したうえで、ラージとは思えないスピードが出る。
丁度アレグロに物足りなさを感じていた頃、このラバーと出会いました。
アレグロよりも硬いスポンジであるため、インパクト時のロスが少なく、思い描いた通りの軌道で飛んでいきます。
また、弾く系の技術もやり易くなっているため、弱点の少ないラバーだと思います。
ただ、ラージボールを始めたばかりだと少し硬く感じる可能性がありますので、最初は軟らかめのラバーを使用し、物足りなさを感じた場合にこのラバーに換えることをおすすめします。
ラージボールの難しい技術
40mmをやっていてラージボールを始めた場合、ドライブやスマッシュは感覚的にすぐにできるようになるのですが、以下の技術はかなり難しいです。
- ツッツキ
- サーブ
まずツッツキですが、めちゃめちゃ浮きます。
表ラバーで表面が引っかからないからだと思いますが、裏ラバーの感覚で打つとオーバーミスかすごく浮いたボールになってしまいます。
私もその現象に陥って、最初の頃はフリックかチキータかドライブで全て上回転にして返していました。
ラージボールを始めたら序盤はツッツキの練習をした方が良いかもしれません。
次にサーブですが、切るのが難しいです。
最初から切れたサーブを出せた人はラージボールのセンスがあります。
私は最近ようやく切れるようになってきましたが、最初の頃は低く出すのが精一杯で回転を掛けるのはできませんでした。
コツとしてはスイングスピードをとにかく速くするのが大切です。
おじさんおばさんでも強い
練習や試合をしてみると分かるのですが、自分より30歳も年上の人でもすごく強かったりします。
もちろんボールの速さや動きではこちらの方が上なのですが、コース取りや前後の揺さぶり等のテクニックで翻弄されたりもします。
ラージボールを始める前は絶対に負けないだろうと思っていましたが、実際にやってみると勝つのが簡単では無いということが分かりました。
40mmよりも体力が重要
実は体力も重要です。
40mmの場合、しっかりと踏み込んだドライブやカウンターが決まれば、ほとんどの場合は点数になりますが、ラージボールではそうはいきません。
いくら強く打ってもしっかりと待たれていた場合、簡単に返されてしまいます。
そのため自ずとラリー戦になり、1点取るために何回も打たなくてはなりません。
相手が上手い人であればあるほどどんなボールでも返してくるため、体力切れで負けることもあります。
まずは始めてみよう
勝つためには色々なことをやらなければいけませんが、まずは楽しんでやることが大事だと思います。
40mmの選手であればラバーとボールだけ買えばいつでもできるので、気軽に遊んでみてください!
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