ハイブリッドK3PROの性能と寿命を徹底レビュー

ラバー

この記事ではハイブリッドK3PROの性能をレビューします。
寿命については、どのくらい練習することで回転や弾みが落ちていくのかを検証していきたいと思います。

基本情報

使用ラケット
アルネイドインナー
リブラ

重さ
カット後49gでした。
ちょっと軽くてビビりました。
私は軽いラケットが好みなので、特厚の微粘着で50g以内に収まるのは驚きです。
この時点でかなり好印象です。

基本情報
メーカー:TIBHAR
値段:8,100円(税抜き)
硬度(ドイツ硬度に変換):55度

使用してみた感想

比較対象ラバー

  • ディグニクス09C
  • ハイブリッドK3
  • ラザンターC53

このあたりの微粘着ラバーと比較してどうかという観点でレビューしていきたいと思います。
今回はフォアの感想となります。

フォア

軽打

この段階でかなり好きな打球感でした。
具体的に言うと、硬いラバー特有のカチッカチッという音が鳴ります
ノーマルのハイブリッドK3でも同様の音が鳴りますが、より硬度が硬くなったことで音もより硬そうな音が鳴ります。

対上回転ドライブ

丁度良い弾みと打球感で、自分の理想のボールが打てると感じました。
ハイブリッドK3よりも少し硬くなったはずではありますが、それほど硬さは感じませんでした。
当て気味のドライブではバチッという音で直線的に飛んでいきますが、表面だけでとらえたループ気味のボールはかなりの弧線を描いてゆっくり飛んでいきます。
この打ち分けも簡単で、かなり緩急が付けやすい印象です。
テンションラバーでもできるのですが、勝手に食い込んでしまうため回転がかかっている時とかかっていない時の差が少ないです。

対下回転ドライブ

ディグニクス09CとラザンターC53とハイブリッドK3PROで打ち比べると、ハイブリッドK3PROが一番やりやすいです。
私は下回転打ちがあまり得意ではありませんが、当てて打っても、ループしても自分が納得できるボールが打てます。
特にインパクトを強くした際には、勝手に上にあがる感覚があるため、面を開いて前にぶつける感じで良いボールが打てます。
対下回転ではノーマルのハイブリッドK3よりもハイブリッドK3PROの方がよりやり易さを感じました。

ツッツキ

自分から切った方が良いボールが打てる印象です。
中途半端なツッツキをすると棒球となり相手に打ちやすいボールになってしまうと感じました。
粘着系のラバー全般に言えることですが、飛ばない分自分から切ってあげることで深くて良いツッツキをすることができます。

ストップ

ディグニクス09CやラザンターC53の方がほんの少しやり易いと感じましたが、慣れの問題もあると思います。
切ったストップができる方は、問題なく使用できると思います。

フリック

かなりやり易いです。
元々硬いラバー程フリックがやり易いと感じていたため、ハイブリッドK3PROは最高レベルにやり易いです。
ディグニクス05を使用している時は、フォア前の少し浮いたボールの処理がかなり苦手で、フリックできずに流し打ちやツッツキで対応していましたが、
ハイブリッドK3PROでは少ない力でインパクトが出せるので、かなりフォア前のフリックが好きになりました。

ブロック

正直、粘着系のフォアブロックは少しブレると棒球になってしまうので、テンションと比べるとやり辛いと思います。
打球感的にはカチッという感じでかなり好きなのですが、うまく捉えられないと厳しいと思います。

カウンター

これもノーマルのハイブリッドK3よりもさらにやり易くなったように感じます。
ラバーを信用して前に振ることで、しっかり捉えられればまずミスらないでしょう。

引き返し

やり易いです。
ディグニクス09Cは弾みが足りないと感じており、引き返しがキツイ認識でしたが、ハイブリッドK3PROは弾みもある程度あるので、引き返しも特に問題なくできます。
ただ、弾みの感覚はラケットによって大きく変わってくるので、現在使用しているアルネイドインナーではそのように感じるという個人の意見と思ってください。
ハイブリッドK3PROを使用するのであれば、インナーラケットでも十分に威力が出せると思います。
ちなみにアルネイドインナーよりも弾むラケット、例えばリゾネイトAIや各種アウターラケットに貼ると少し弾みすぎると感じました。

フォア総評

ハイブリッドK3が少し硬くなって、より攻撃特化になったという感じでしょうか。
ハイブリッドK3もかなり好きだったのですが、より打感が良くなったように思います。
特にフォアフリックと下回転打ちは顕著で、そのあたりの技術が苦手だなと感じている人にはおすすめできます。
また、粘着の特厚であるにもかかわらず、重さも50g前後(軽い個体を引いただけの可能性もあり)なのもかなり高評価です。
ちなみに今回はアルネイドインナーに貼っており、弾みや回転、打感、重量についてかなり高レベルなものになったと思います。
ただ、現在は夏なのでこの打球感ですが、冬になったら弾まなくなったり打球感が悪くなったりする可能性もあるため、その場合は、適宜報告できたらと思います。
それから、夏といえば湿気で、ディグニクス05を使用している時は卓球が嫌いになりそうでしたが、ハイブリッドK3PROにしてから湿気を気にする場面が減ったように思います。
恐らく擦るよりもぶつける意識が強くなったことで、湿気の影響が減ったのかなと勝手に想像していますが、もしかするとラバーを変更してから湿度が高い日が無かっただけかもしれません。
という訳で、ハイブリッドK3PROは今まで使用してきたフォアラバーで一番評価が高いラバーになりました。
今後使用していきたいと思います。

バック面での使用について

現在バック面にはノーマルのハイブリッドK3を使用していますが、もしかするとバック面もハイブリッドK3PROになるかもしれません。
そのくらいハイブリッドK3PROには可能性を感じています。
ただ、どうしても硬いラバーのため、インパクトは必要になってくるので、よりバックハンドの練習をする必要はありそうです。

寿命の分析について

現時点で10回程使用しています。使用時間にすると25~30時間くらいだと思います。
現在の写真を載せておきます。
写真を見て分かるかは微妙ですが、結構色がくすんでいます。
しかし、指で触った感じとボールで打った感じではまだ使用できそうな引っ掛かりはあります。
ハイブリッドK3もそうだったのですが、色がくすむのが他のラバーに比べて早いと思います。
ただ、色がくすんだからと言って性能が著しく低下した訳ではないということは言っておきます。
私はラバーの劣化について敏感な方だと思っていますが、現時点の性能なら全然使用できます。
あと何回くらい使用したらプレーに影響が出るのか、今後追記していきたいと思います。

その後何度かラバーを交換しましたが、寿命については短い部類に入ると思います。私の場合では1ヶ月で交換しないとかなり違和感があると感じました。

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