徹底解説!軟らかいラバーと硬いラバーの違い

ラバー

世の中には軟らかいと言われているものと、硬いと言われているラバーが存在します。
皆さんはその違いや特徴を理解しているでしょうか?
していない方は是非この記事を読んで、学んでいってくださいね。

そもそも軟らかいラバーと硬いラバーって何?

ラバーの硬さを語る場合、主に言われているのが【スポンジ硬度】になります。
ラバーはスポンジとシートに分かれており、単純に硬度という表現をした場合、
スポンジ硬度のことであることがほとんどです。
本来、スポンジとシートを合わせた硬度で表現した方が使っている側としても良いのですが、
卓球業界では硬度=スポンジ硬度となっています。
それで、そのスポンジ硬度によって軟らかいラバーと硬いラバーに分かれていきます。
人にもよりますが、一般的な感覚で表すと、下記のような感じです。

  • 45度以下 軟らかいラバー
  • 46~49度 普通のラバー
  • 50度以上 硬いラバー

この数値はラバーのパッケージなどに記載されていますので、
自分が使っているラバーの硬度を調べて見てください。
ちなみに、上記の数値はドイツ硬度で記載したものです。
硬度は各メーカーによって数値の基準が違ったりするので注意が必要です。

  • バタフライ ドイツ硬度マイナス10度
  • ニッタク  ドイツ硬度マイナス10度
  • 中国    ドイツ硬度マイナス10度
  • その他   ドイツ硬度

大体上記の感じで考えれば問題なさそうです。
例えば、バタフライのテナジー05ですが、バタフライ硬度で36度なので、ドイツ硬度にすると46度となります。
打ってみた経験上、45度くらいかなと思っていましたので、大体感覚通りですね。

軟らかいラバーと硬いラバーの具体的な違い

硬度によって軟らかいラバーと硬いラバーに分けられるということが分かったところで、
具体的な違いについて見ていきましょう!

  軟らかいラバー 硬いラバー
弾み(スピード) 軽打時
強打時(スマッシュ)
強打時(ドライブ) ×
回転 強打時(スマッシュ) ×
強打時(ドライブ) ×
重さ 軽い 重い
寿命 短い 長い

といった感じにまとめてみました。
人によって感じ方の違いはあると思いますが、一般的には上記の表が当てはまると思っています。

軟らかいラバーと硬いラバー、どっちを使えばいい?

ここまでは、それぞれの特徴について見ていきましたが、結局どっちのラバーを使えばいいのでしょうか?
それぞれのラバーに向いている人はどういう人なのか見ていきましょう!

軟らかいラバーに向いている人

  • 女性
  • 中学生以下
  • ドライブ時にキンッという音(金属音)がなるのが好きな人
  • 擦るドライブが好きな人
  • 軽い用具が好きな人
  • アウターラケットを使っている人

硬いラバーに向いている人

  • 安定して強いインパクトを出せる人
  • 当てるドライブが好きな人
  • 重い用具が好きな人
  • ループドライブを多用する人
  • 下回転打ちが苦手な人

あてはまる項目が多い方が、あなたに向いていると言えます。

何が軟らかくて何が硬いと思うのかは人それぞれ

ここまでは、軟らかいラバーと硬いラバーがどういう人に向いているのかを説明しましたが、
どのラバーを軟らかく感じ、どのラバーを硬く感じるのかは人によってまったく異なるため、
自分にあった硬度のラバーを探すのはすごく難しいと思います。
ですが、いろんなラバーを使ってみて、自分がどういう特徴のラバーが好きなのかが
少しずつ分かってくるというのが、ラバー選びの楽しいところでもあると思っています。
例えば私の場合、50度以下のラバーは軟らかすぎて使いづらいと感じてしまいます。
特に強打したときにスポンジがつぶれ、大きくエネルギーロスする感覚が苦手です。
といったようにいろんな感じ方があるので、少しずつ自分に合う硬度のラバーを見つけていきましょう!

おすすめの軟らかいラバー

フライアットソフト

メーカー:ニッタク
値段:3,800円
硬度(ドイツ硬度に変換):40度
特徴:

スピードが出る設計でありながら、高い安定性を実現したラバー「フライアット」。
一般的にスピードが出るラバーで安定したボールを打つのは難しく、反対に安定性の高いラバーでスピードボールを打つのは難しいと言われています。
「フライアット」は、安定性をキープしたまま、スピード性能を向上させることに成功しました。
そのため、どの様な技術もそつなくこなす事が出来る、まさに万能の力を発揮するラバーです。

メーカーコメント

軟らかい打球感でありながらテンションがかかったラバーであることから、ある程度のスピードも出すことができます。
メーカーのコメントにある通り、万能であるため、初心者の基礎技術を身につけるのに最適です。
値段もそれほど高く無く、最初の一枚におすすめです。

個人的性能表

キャリブラLTサウンド

メーカー:STIGA
値段:4,800円
硬度(ドイツ硬度に変換):40度
特徴:

キャリブラ LTの柔らかめバージョンで、打球感と打球音がすばらしい。
キャリブラ LT同様、外国製ラバーより軽量でシートにしっかりと引っかかり安定性抜群。

メーカーコメント

ドライブを打った時に鳴る「キンッ」という金属音が好きな人におすすめのラバーです。
シートもしっかりしており、下回転のボールもしっかりとあがります。
ドライブを掛ける感覚を覚えた選手であれば使用できると思いますので、
打球音も大事にしたい人は是非使ってみてください。

個人的性能表

おすすめの硬いラバー

エボリューション MX-D

メーカー:TIBHAR
値段:6,800円
硬度(ドイツ硬度に変換):51.5度
特徴:

世界で絶大な人気を誇るエボリューションの新作がいよいよ登場。
威力と安定感を兼ね備えたMX-Pの使いやすさをそのままに、MX-Sの回転力が融合。
トッププロも絶賛の超ハイブリッドラバーが2021年春にデビューです。

メーカーコメント

51.5度という他には無い硬度ですが、私には丁度いい硬さでした。
シートの性能がかなり良いため、回転が掛けやすく下回転に強い感覚がありました。
片面にテナジー05、もう片面にエボリューション MX-Dを貼って当て打ち系のドライブの比較をしてみたところ、
テナジー05はネットミスが多かったのに対しエボリューション MX-Dはミスが少なく丁度良く相手コートに収まる感じでした。
シートの硬さは少し軟らかめであるため、記載の硬度よりも軟らかく感じるため、思っていた以上に使いやすいラバーです。
上級者用ラバーに挑戦してみたい人はまずはこのラバーを使ってみるのをおすすめします。

個人的性能表

V>20 Double Extra

メーカー:VICTAS
値段:6,500円
硬度(ドイツ硬度に変換):53度
特徴:

キーワードはインパクトの瞬間の「許容」「遊び」。
スポンジ硬度は52.5度だが、硬さは感じない。むしろその弾力が心地よく、その打球感に誰もが驚く。
打った時のボールは威力十分、あらゆる攻撃で相手コートに収まる安心感。「競り合いで信頼できるラバー」が生まれた。

メーカーコメント

メーカーコメントでは使いやすさをアピールしていますが、私が打ってみた感じでは、弾みがテンションラバーの中でトップクラスだと感じました。
その分球離れが早いため、扱いきるには相当な技量が必要だと感じました。
まずはインナーラケットか木材ラケットに合わせてみるのがおすすめです。

個人的性能表

その他のおすすめラバー

硬度別におすすめラバーを紹介している記事もありますので興味のある方はこちらからどうぞ

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