皆さんは大会や試合で普段練習していることを発揮し、自分の想定通りの結果を残せているでしょうか?
実際は、なかなか大会で勝つことができなかったり、練習通りのプレーができないなんてことが多いと思います。
そんな方のために、どうすれば試合で勝てるようになるのかや、普段通りのプレーをするにはどうしたら良いのかをまとめていきたいと思います。
是非、最後まで見ていってください。
練習での試合と大会での試合は全然違う
普段通りに打っているはずなのに、大会になるとボールが入らないなんてことありませんか?
私も昔はそのように感じることがありました。
ではなぜ、そのようなことが起こるのでしょうか?
- 緊張して体が動いていない
- 大会会場の環境が練習の環境と異なる
- 相手の球が合わない
主にこの3つが大会でボールが入らなくなる原因だと考えられます。
1つずつ詳細に見ていきましょう。
緊張して体が動いていない
これは誰もが感じることだと思いますし、自分でも緊張していることが分かると思います。
ただ、自分では緊張していないつもりでも、実際には少し体が硬くなっていることもありますので、
どんな人でも大会になると少しは緊張していると考えて良いでしょう。
私が大会でやってしまうのが、ドライブをいつもより上に振ってしまうことです。
緊張しているつもりはないのですが、練習で打っている球よりも明らかにスピードが遅く、
回転重視になっています。
なので、大会でドライブを打つときはできるだけ前に振るように意識しています。
このように緊張していても、普段のプレーと異なる部分を見つけ、できる限り改善していくことで、普段のプレーに近付けることができるはずです。
大会会場の環境が練習の環境と異なる
いつも練習している場所の台、ボール、空間の広さが大会会場と異なる場合、感覚がすごく変わります。
まずは台ですが、滑るものと止まるものがあります。
いつも止まる台で練習している人は、大会で滑る台になった時に高確率で2バウンドしないサーブになってしまいます。
例えば、SAN-EIの台は止まりやすいですが、バタフライの台は滑りやすいです。
このような情報を知っているだけで、知らない人よりも有利に試合を進められるので、各メーカーの台の特徴を覚えておきましょう。
私の感覚では、バタフライ>ニッタク>SAN-EI の順で滑りやすいと思います。
ボールについても各メーカーによって弾みや回転のかけやすさ、打球感が変わってきます。
これは大会の要項等に使用球が記載されていると思いますので、
大会が近くなってきたら大会で使用するボールで練習するのが良いと思います。
最後に大会会場の広さですが、気圧や打球音の響きが変わってくるため、打球感に大きな影響があります。
普段、狭い施設で練習している場合は、体育館のような大きな施設で打った場合にかなり違和感があると思います。
大会が近くなってきたら、大会会場の広さに近い施設で練習する方がいいでしょう。
相手の球が合わない
卓球の球は打つ人によって様々な回転がかかってきます。
単に回転の強弱だけではなく、シュート回転やカーブ回転がデフォルトでかかっている人もいます。
そういった球を打つ人に大会であたった時に、ボールが合わずに負けてしまうということも少なくありません。
なぜこのようなことが起きるのかというと、普段の練習では大体同じ人と練習することになると思いますが、知らず知らずのうちにその人の球に合わせた打ち方になっていることが原因です。
例えば、カーブ回転がかかっている人と練習した場合、カーブ回転を上手く返すための面やスイングに少しずつ変わっていってしまいます。
その状況でシュート回転のかかっている人と試合をすると、返すのが難しいと感じてしまいます。
大会で勝てない原因に対する改善策
ここまでは大会で勝てない原因について見てきましたが、ここからはその原因に対する改善策をまとめていきます。
当てはまる項目があった方は、是非参考にしてみてください。
緊張して体が動いていない
大会前までにできること
練習の時に緊張感を持って試合をしましょう。
大会が近くなったら練習の終盤に試合を取り入れた方が良いでしょう。
また、なかなか難しいことではありますが、大会で試合しているということを意識してプレーをしましょう。
例えば、大会でも同じ球が打てるのかどうかを考えたり、9オールでのサーブやレシーブを考えてプレーすることで、普段の練習相手であっても多少緊張感を持ってプレーできるでしょう。
大会当日にできること
自分の試合前にしっかりとアップしておきましょう。
当日の朝、練習をすると思いますが、その後試合まで時間が空くことも少なくありません。
そんな場合は、試合をする10~15分前にアップを始めましょう。
試合の時にドキドキしてしまう方は、試合前に全力疾走することをおすすめします。
運動によるドキドキと緊張によるドキドキが混ざって、緊張感を紛らわすことができます。
私も高校生の時には試合前に走ってました。
大会会場の環境が練習の環境と異なる
大会前までにできること
できる限り大会と同じ環境で練習をするようにしたいことろですが、台や会場の広さ等はどうしようもない場合がありますので、とりあえずは大会と同じボールを使って練習をするところから始めましょう。
大会当日にできること
朝の練習の時にどのくらい台が滑るのかをサーブを出してみて確認しておきましょう。
また、後ろにどのくらい下がれるのかや横にどのくらい動けそうかも見ておくと戦略が立てやすいと思います。
例えば、「下がることのできない場所でロビングするのは難しいので、前でプレーしよう。」
といった戦略を立てることができますよね。
相手の球が合わない
大会前までにできること
できるだけいろいろな人と練習や試合をしましょう。
いつも同じ人と打っているとどうしてもその人に合わせた打ち方の癖がついてしまうので、練習相手が毎回異なるような環境で練習できるといいですね。
また、練習会場にいる他のチームの人に試合を申し込むのも良いと思います。
少し緊張するとは思いますが、より大会に近い感覚で試合できるのでおすすめです。
大会当日にできること
球が合わない相手にあたった場合は、対応力が大切になってきます。
球が合わないなりにできることを探して、勝てる方法を見つけにいきましょう。
例えば、相手のフォアドライブの回転が合わないのであれば、できる限りフォアドライブを打たせないような戦術を取りましょう。
具体的にはバックにボールを集めたり、ストップを多めにする等です。
このような作戦を試合中に考えて実行する必要があるので、普段の練習から考えてプレーすることを心がけましょう。
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