逆横回転サーブ(巻き込みサーブ・YGサーブ・バックサーブ)の取り方、徹底解説

レシーブ

皆さん、YGサーブ、バックサーブ、巻き込みサーブを出してくる相手と試合で当たった場合にどういう感想を持つでしょうか?
私は、「レシーブしやすいサーブだ!ラッキー!」と思います。
この記事を読むことで、皆さんも私と同じ感想をもつことができると思いますので、
最後まで是非読んで下さいね。

そもそも、逆横回転サーブとは?

受け手から見てボールが逆時計回りに回転するサーブのことです。
基本的に、YGサーブもバックサーブも巻き込みサーブもすべて同じ回転になります。

どうやってレシーブするのか?

早速レシーブのやり方から説明します。
バックでボールの左下からチキータのような形でボールを擦りあげて、逆回転にして返球します。
この時、前に飛ばす意識はできる限り無くし、擦ることに集中するのが大事です。
フワッとした軌道で返すのがコツです。(以下、フワチキ)
「そんな緩い返球をしたら相手に打たれるのでは?」と思った方もいると思いますが、
このレシーブをこちらがブロックできないほど、強打できる人は稀です。
なぜならこのボールはかなり回転がかかっていて、相手のフォア側からバック側に曲がるような軌道であるため、余程の上級者でなければ、一撃で決めるのは難しいです。
このレシーブをすることにより相手が3球目にしてくる行動は大まかに分けて以下の3つです。

  • 緩めのドライブで繋いでくる
  • バックorフォアで緩く返してくる
  • 強打してくる

緩めのドライブで繋いでくる

これができる人は結構上手い人だと思いますが、基本的にバックに打たれたらブロックで、
フォアに打たれたらカウンターもしくはブロックで対応できると思います。
最低でもラリーにはもっていけるので、相手サーブであることを考慮すると、十分良い展開であると言えます。

バックorフォアで緩く返してくる

実際に試合でレシーブするとこのような返球をされることが多いです。
明らかにチャンスなので、しっかりとこちらから攻めましょう。

強打してくる

上にも記載した通り、このレシーブを強打できる人は相当な上級者です。
ですが、初心者や中級者でも無理やり強打してくる人は多い印象で、
無理に打った結果、ミスをしてくれます。

といった感じで、明らかな上級者以外にはかなり効くレシーブとなっています。

上回転や下回転は見極めなくて良いの?

逆横回転サーブと一言で言っても実際には上・真横・下回転があります。
逆横回転サーブを取るのが苦手という方は、この見極めができてないというのが大きな原因の一つであると言えます。
そこで、このレシーブの真髄が発揮される訳ですが、実はこのレシーブは同じフォーム(返し方)ですべての回転に対応できます。
「そんな訳ない」と思う方もいるでしょうが、少なくとも私は相手の回転によってフォームは変えていません。
ただし、サーブの回転によってレシーブしたボールの軌道と回転が変わります。
例えば、相手が逆横上のサーブを出してフワチキをした場合、軌道が高くなり上回転がかかったボールが返ります。
逆に下系のサーブだった場合は、軌道が低く下回転がかかったボールが返ります。
この法則を分かっていない相手の場合は、よりミスをしやすくなります。

フォア側にサーブを出されたらどうするの?

このレシーブはバックで打つ必要があるため、フォア側にサーブを出された場合にどうするかが気になりますよね。
その前にサーブが出されるコースを6分割で考えてみましょう。

  • ①バック前
  • ②バックロング
  • ③フォア前
  • ④フォアロング
  • ⑤ミドル前
  • ⑥ミドルロング

この6つに分類できますので、それぞれどう返すか考えていきましょう。

①バック前

一番簡単ですね。一歩前に出てフワチキしましょう。

②バックロング

タイミングを合わせるのが少し難しいですが、ボールをよく見てフワチキしましょう。
球速が早いサーブの場合でもゆっくり返すことで相手の打つタイミングを外すこともできます。

③フォア前

私の場合は少し入りが遅れても良いので、バックでフォア側に回り込んでフワチキしています。
どうしても間に合わない場合は、フォアでストップかフリックかツッツキをしましょう。

④フォアロング

フォアでドライブして返します。
フォア前かなと思ってバックで回り込みかけた所から、フォアに切り返してドライブするようなイメージです。

⑤ミドル前

フォア前ができるならミドル前もできます。

⑥ミドルロング

一番迷う所です。私はバックでレシーブしますが、フォアでレシーブできる人はそれで良いと思います。

逆横回転サーブに対するレシーブに限ったことではありませんが、上記のような感じで、
どこに来たらどう返すかというのを予め考えておくと、試合でも迷わないので、おすすめです。

向いている戦型とラバー

どちらかと言えば、ブロックが得意な選手に向いている技術であるとは思いますが、
ここ一本絶対にレシーブを入れたいという時は誰でもあると思いますので、
逆横回転サーブのレシーブに悩んでいる方は是非取り入れてみてください。
ラバーについては何でも大丈夫ですが、できる限り回転をかけてゆっくり返す方が相手も取りづらいため、
固めで飛びすぎないラバーの方が個人的には良いと思います。(私は現在ディグニクス09Cを使用)

フワチキの注意点

このレシーブは、相手に強打されないかつ高確率で返球することを目的としたものであり、
レシーブだけで点数をとるためのものではありませんので、そこはご注意ください。
どちらかと言えば、ラリーにしてそこから点数を取るというコンセプトのレシーブです。
もし高速のチキータを高確率で入れることができるのであれば、フワチキは不要だと思います。

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