粒高・イボ高の対策、試合で勝つ方法

対粒高・イボ高

皆さんは粒高の選手と大会で当たった場合に、勝てているでしょうか。
粒高は回転や軌道の変化が強く、苦手意識がある人も多いのではないでしょうか。
私は、粒高との試合に苦手意識は無く、どちらかと言えば得意と思っています。
それは粒高の特性を理解しているためです。
この記事ではそんな粒高の特性を詳細に説明し、粒高に得意意識を持ってもらうことを目的としています。
粒高が苦手と感じている人は是非読んでいってください。

粒高・イボ高とは

裏ラバーとは異なり、表面が平ではなく、粒状になっています。
これにより相手の回転の影響を受けづらく、不思議な回転でボールが返ります。
表ラバーと似ていますが、表よりも粒が高くなっているため、スピードや回転を吸収するのに特化しています。
逆に回転やスピードの速いボールを打つのは難しいため、守備向きのラバーと言えます。

粒高の特性

粒高と対戦するうえで最も重要なのが粒高の特性を理解するということです。
特性さえ分かってしまえば、戦略も立てやすく、自分がどういうプレーをすれば良いのかも明確になります。

回転が掛からない

粒高の特性の1つとして、回転が掛からないというものがあります。
もちろん多少の回転は掛けることができますが、ほとんど影響の無いレベルの回転になります。
「でも試合で回転が掛かっているボールが返ってくるけどなぁ」と思った方、それはあなたの回転です。
粒高は回転を掛けるのは苦手ですが、回転を残して返すことは得意なラバーなので、回転が掛かっていたらそれはあなたの回転をそのまま返しているだけです。
もう少し詳しく説明しましょう。
例えば、裏ラバー相手に下回転を出して相手がツッツキをしてきた場合、ボールは当然下回転で返ってきます。
これは、下回転を裏ラバーで受けると、シートの摩擦により回転が逆になるためです。
これが粒高になるとどうなるでしょうか。シートの摩擦が無いため、回転が逆にならずにそのままの回転で返ります。
この時、ボールの進行方向は逆になるため、下回転を出した場合は上回転で、上回転を出したら下回転で返ってくるということになります。

スピードは出ない

粒高はスポンジが薄いものが多いというのもあって、基本的には速いボールは打たれません。
逆に飛ばないことを利用した短いボールが多くなります。
普段裏のボールを打っている人にはこのボールを打つのは難しく感じるため、粒が苦手と感じる人が多くなります。

粒高の対策

特徴が分かればその特徴を利用して対策を立ててみましょう。
私はこの対策で大体の場合は有利に試合を進められています。

長い下回転のボールを出して次のボールを強打しよう

特徴であげた通り、下回転のボールを打つと上回転で返ってくるため、そのボールを強打するつもりで待ちましょう。
ただ、浅いボールになってしまうと、ストップされたりプッシュされる可能性が上がるため、できる限り深いボールを意識しましょう。
具体的なパターンは下記の2つです。
まずはサーブ、切れた下回転のロングサーブを出して、3球目を打ちます。
粒で返球した場合、切った分だけ上回転で返ってくるため、強打しやすいはずです。
次はツッツキ、レシーブの時やツッツキ対ツッツキになった場合に、思い切って切ったボールを送りましょう。
切ったボールは深くなりやすいので、その後のボールを強打しましょう。

強打以外はなるべく回転を掛けないようにしよう

打つのは上記のパターンだけに絞り、他の場合はあまり複雑な回転を掛けないようにしましょう。
例えば、サーブで横や逆横を出したくなるのは分かりますが、返ってきたボールに回転が残っているため、強打が難しくなります。
また、繋ぐ際にもループドライブで回転を掛けて返すと、強烈な下回転で返ってくるため、連続攻撃は難しくなります。
できる限り、自分からミスをするような回転にならないよう、我慢してプレーしましょう。

簡単に粒で返せないようにコースを考えよう

粒を使っている人で一番多いのは、シェークのバック面が粒でフォア面が裏というパターンだと思います。
この場合、バックにサーブを出したら当たり前ですが、簡単に粒で返されてしまいます。
そのため、コースを考えてサーブやレシーブをしましょう。
例えば、フォア側からサーブを出すのも1つの手です。また、バックサーブもコースが読みづらいので、有効だと思います。
単純にフォア前とバックロングの2択のサーブでも、相手からすると嫌なものなので、しっかりとコースを考えてサーブやレシーブをしましょう。

まとめ

対粒高の対策をまとめました。
この対策をすることで、大体の粒高プレーヤーとの対戦を有利に進められるはずです。
粒高を苦手としている人は是非参考にしてみてください。

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