皆さんは卓球の試合の時に、最初に行われるじゃんけんで勝った場合、サーブとレシーブどちらを選んでいるでしょうか?
今までの経験上じゃんけんで勝った側はサーブを選ぶ確率が高いのですが、本当にサーブを選んだ方が良いのでしょうか。
サーブ・レシーブそれぞれを選んだ時のメリットとデメリットを考え、どちらを選んだ方が良いのかを見ていきましょう。
今までなんとなくサーブを選んでいた人やどっちを選ぶべきか分からない人は是非読んでみてください。
卓球におけるサーブとレシーブの特徴
サーブとレシーブどちらを選ぶべきかを考える前に、まずはサーブとレシーブの特徴を見ていきましょう。
卓球においてサーブ側は有利と言われています。
具体的にいうとサーブ側の得点率は55%(2012年ロンドン五輪のデータ)となっています。
意外と低いなと思われたかもしれませんが、プロであるからこその数値であり、レベルが下がれば下がるほどサーブ側の得点率は上がります。
皆さんもサーブが取れなさ過ぎて負けたという試合があるのではないでしょうか。
そんな試合の場合、相手のサーブ時の得点率は80%~90%になっていることも珍しくありません。
つまり、プロレベルでない限り、サーブ側の得点率が大幅に高いということを頭に入れておきましょう。
逆にレシーブ側は2本中1本取ることさえできれば、得点率50%を維持できるため、そのあたりを意識して試合を進めることが大切です。
サーブを選んだ時のメリット・デメリット
さて、ここで本題に戻り、サーブを選んだ時のメリットとデメリットをまとめていきたいと思います。
メリット
前半リードして試合を有利に進めることができる
サーブ側の得点率は元々高いのですが、1ゲーム目の開始時については始めてレシーブをするので余計に得点率が上がります。
そのためサーブ2本で2-0になることも多く、そのゲームに関して言えば有利に進めることができるでしょう。
2ゲーム目開始時のレシーブは相手のサーブをある程度知った状態からできる
じゃんけんで勝ってサーブを取った場合、2ゲーム目にはレシーブから始まる訳ですが、1ゲーム目である程度相手のサーブが分かっているので、それほど得点率が下がることはないでしょう。
デメリット
ゲームカウント2-2、ポイント9-9で相手サーブになってしまう
これはかなり大きなデメリットです。フルゲームの9-9で相手サーブというのは不利と言わざるを得ないでしょう。
どちらとも言えない
ゲームカウント2-2でデュースになった場合、自分からサーブ権がある
これは個人の感じ方次第です。先にサーブをしたいかどうかは人によって異なるため、メリット・デメリットどちらとも言えません。
レシーブを選んだ時のメリット・デメリット
レシーブを選んだ場合のメリット・デメリットはどうでしょうか。見ていきましょう。
メリット
ゲームカウント2-2、ポイント9-9で自分のサーブになる
レシーブを選んだ場合の最大のメリットになります。ここまで試合をしてきた中で一番効くサーブを出しても良いですし、隠し持っていたサーブを出すのも有効です。
デメリット
前半は厳しい展開になることが多い
試合開始直後に初見のサーブを取らなくてはいけないため、どうしても先制されることが多くなります。
そのため、1ゲーム目の前半は厳しい展開になる可能性が高くなります。
どちらとも言えない
ゲームカウント2-2でデュースになった場合、相手からサーブ権がある
これは個人の感じ方次第です。先にサーブをしたいかどうかは人によって異なるため、メリット・デメリットどちらとも言えません。
サーブとレシーブどちらを選ぶべきか
ここまではそれぞれのメリットとデメリットを見てきましたが、ここからはどんな時にサーブもしくはレシーブを選べば良いのかを見ていきたいと思います。
レベルが近い人と対戦する場合
レシーブを選ぶ方が安全です。
レベルが近いということは、フルゲームのポイント9-9になりやすいためです。
気持ちの面でも、接戦になれば自分が有利だという気持ちでプレーできるため、余裕が生まれます。
格上相手と対戦する場合
サーブを選んだ方が良いです。
レベルが近い人とは異なり、とにかく1ゲーム目を取ることが大切です。
サーブも出し惜しみせず点数が取れそうなサーブをどんどん出していきましょう。
1ゲーム目を取ることで相手に余裕が無くなるため、勝つ可能性が格段に上がります。
また、格上と試合する場合、フルゲームにならない可能性が高いため、レシーブの利点を活かすことができません。
レベルが分からない相手の場合
レシーブを選んでおくのが安定です。
ただし、どうしても前半リードしたい人はサーブを選んでもいいと思います。
まとめ
じゃんけんで勝った場合にサーブを取るべきかレシーブをとるべきかについてまとめました。
基本はレシーブ安定ですが、格上相手にはサーブを選ぶべきというのが結論になります。
この記事を読んで少しでも皆さんが試合を優位に進められたら嬉しいです。
コメント